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若さと礼儀
先日に大学1年生の方たちとお話する機会がありました。
実にしっかりとした学生さん達で感心しきりだったのですが自分が大学1年生の時に社会人と話をするなんて事は経験しなかったので、
そんなしっかりとした受答えなんてまるで出来なかったなぁと今更ながら反省しました。
当時は本当に、“レイギ?それ新しいバンド?”ってくらいのロック小僧丸出しのブレーメン(無礼男)でした。
アメリカに留学していたのですが、初めの半年は2つ年上の大阪出身の先輩がルームメイトで、
その先輩のお父さんが日本から遊びに来た時にお寿司を用意してくれた事がありました。
そして皆で食べる時には友人もいたり他の大人の方もいて、6名分くらいのお寿司を遠慮しながら分けて食べるのが普通の人、
皆が昔話に花を咲かせているのを良いことに、その隙に全部平らげるのがブレーメン!
“なんやあのどアホは!?もう二度と食わせへんぞ!”
と相当な怒りを買ってしまったことをその場では気付かないほどのブレーメンでした。
当然のことながら先輩にメチャクチャ怒られたのは言うまでもありません。
また、高校が県下でも喧嘩でも有名な男子校卒で女子と関わった事が殆ど無かったので、女性への対応も最低でした。
一度女性の先輩が友達数人と食事を作ってくれるという事がありました。
当時は一人暮らしを始めたばかりで食事の作り方が分からずポップコーンだけで1週間過ごしたら、
“体が金縛りにあったかのごとく動かなくなると言う怪奇現象を体感した!”という怪談話(栄養は大事と言う話)をしたのが切っ掛けでした。
そして作ってくれた女性の先輩に“味はどう?”と感想を聞かれて、
“ええ、食べれない事は無いですよ”
というThe Maximum Shitsugen(失言)をしてしまい、これまたどえらい怒られたもんです。政治家なら進退を問われるレベルです。
他にも音楽に一切の妥協を許さないアホだったので、The Rolling Stonesの曲がラジオから流れている途中に女の子に
“ラジオのチャンネル変えても良いですか~?”と聞かれても、
“だめだ”
と目も合わさないで0.1秒で即答するウィルソン・フィリップス上院議員も真っ青の返しをしてしまうダメ男だったので、このような記事を見て何の脈絡も無く
“ブルース大好き男子、要注意人物です。”
という書かれ方をされていても
“そりゃひでぇ!”と思う一方で、“確かにそうだったなぁ”と思う自分がいたりします。
今は勿論そんなことありませんけどね。
まぁ他にも無礼な行動は例の枚挙にいとまがないほど色々やらかしました。
しかし、こんな怒られてばかりではダメだなと思い直して、国籍関係なく多くの人達と話したり行動するようにして大分礼儀とコミュニケーションがまともに出来る人間になりました。
反面では髪の毛の色を赤、青、緑、金、ピンクにして最終的にはオレンジに落ち着いたり(落ち着いてない)、蛇柄のジャケットと革パンを着て通学したりと、結局は周囲からド変人のレッテルを張られて過ごした留学生活でした。
しかし、そんな見た目でも先輩・後輩共に面白がってくれて一緒に遊んでくれたので、
見た目以上に礼儀というのは本当に重要なのだなと言う事が学べたのが一番大きかったですね。
やはり人間は色んな人に出会ってこそ自分の事が分かり、そして成長するものですね!
今回お話させて頂いたお二人はとても礼儀正しくて清潔感溢れる方たちだったので、当時の自分に爪の垢を煎じて頭からぶっ掛けてやりたくなりました。
若気の至りと言うにもあまりにも恥ずかしいですが、本当にアメリカに行って良かったと思っています。
日本だったら村八分状態だったでしょう、、、
もし学生の方が読まれていたら、出来るだけ多くの人と出会って出来るだけ多くの恥ずかしい思い出を作って下さい!
それが後で大きな糧になるはずです!(多分?)