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CCIE SECURITY 受験記 4回目

2007年6月 ※当時のメモを元に2015年6月に作成しています。

前回の敗戦から1ヶ月、色々なサイトを巡ったり本の中にある設定例を確認して実際にラボで検証し続けてみた。自宅ラボにも特に追加購入も無し!IPSは前回ミスったのが1つあったので、再度見直しをIPexpertのリモートラボで行う。しかし、IPexpertのラボの方がアクセスが早いってどういうことなんだ?あれで結構時間取られるの本当に勘弁して欲しい。さて今回こそCCIE Securityの称号を手に入れられるのか?

そして、この間にめでたい事があった。何とKazuさんが最悪の地獄、CCIE Voiceに打ち勝った!見事3冠王となられた!素晴らしい!良い刺激を頂きました!そしてKazuさんもVoiceは最悪だったとのコメント!あの試験はやっぱり色々と無理があるよなぁ、、、

さてさてもう4回目だ!もう嫌なのは確かだけどこっちから喧嘩売っておいて、負けたからと言ってただ逃げるなんて事は男である以上は許されない!と高校時代に教え込まれた。何せ他校の生徒が制服を見ただけで目をそらすような、当時は近辺で有名な品のよろしくない男子校だったんで、理不尽に突然殴られてもそれなりに根性を見せないと、なめられてずっとパシリ扱いになると言うカルチャーで育つとこうなってしまうんですね~。

社会人になって出身校を言うと、学校名を知っている人達からは“え?本当に?何でここで働いてるの?昔先輩がカツアゲされたんだけど。”と言われたり、“岡山さん、ああ見えて実はキレさせたら絶対ヤバイよ!”と影で言われてしまう始末だ。周りから見れば漫画で言えば戸塚水産、カス学、鈴蘭、開久クラスの高校に写ったんだろうなぁ。でも他の区域には毎日パトカーが学校の周りにスタンバっているというもっと凄いとこもあったけど。

一応進学クラスなんてものがあり、そこの人達は普通な生活だった感じだけど、自分はそんなとこには行けずで普通のクラスは血と暴力が支配していた。先生は生徒を殴って血だるまにして“体罰?それがおまえらに一番必要な教育だろが?”と今だったらニュースになるような発言を平気でする人が多かったし、先輩も突然奇声を上げながら鉄パイプで人の頭を殴って “血ぃ出してんじゃねーよ!”と言いながら頭から出血してる人に対してガンガン蹴り入れまくって、それを見て周りの他の先輩達は笑っているし、リアル盗んだバイクで走り出す奴多数だし、他校のカップルを見かけると直ぐにカツアゲして問題になったりする等々で、当然お嬢様学校の女子なんかは制服見るとすっごい不自然に遠回りして逃げていくし、体育祭に観戦に来る女子は男子2,000名に対してたった4,5名くらいでしかも全員誰かの彼女!殺気がもの凄い事になっててある意味で熱い体育祭だった。高校の3年間で女子とまともに会話した時間は恐らく合計10分以下だったと思う。

そんな環境だったんで、変な奴が多くて一番仲良かった友達も“俺、冬になったら冬眠するわ。”と春からずっと言っていて、冗談だと思ってたら本当に1年の冬になって突然学校来なくなってそのまま退学してしまった。当時の自分には音楽以外は本当に何も楽しみがなかった切ない青春時代だったなぁ。まぁロックに詳しかったお蔭で生き残れた所もあるけど、入れ込み過ぎて揉めたりもしたなぁ。でもそんな高校に推薦でやっと入れた中学時代は偏差値38レベルだった自分が、今やこんな試験を受けているとは人生とは本当に何がどうなるか分からないもんだ。

とはいえ、この喧嘩代は例によって16万という高めのファイトマネーだ!でも合格すれば出してもらえる!

2007年6月22日

さて新宿三井ビルへ!毎回お馴染みのThe WhoのWon’t Get Fooled Again(もう騙されやしねぇ!)をオープニングに聴きながらやって来た!そしてインターホンを押してプロクタに開けてもらう。受験者はR&Sが3名でSecurityは1名、ブリーフィングも終了して。最後にお馴染みの“ワタシハ、ニホンゴガ、トクイデハアリマセン”と付け加えられる。

さて各自席番号を割振られるがSecurityは1席だけなので前と同じ。着席して問題が入っているバインダーを確認!もう絶対取ってやるかんね!とギンギンに目を見開いて確認する!大丈夫だ!落ち着いてやればお前は勝てる!!今までの練習を忘れるな!とマウスピースを口に咥えてリングを飛び出す!(普通に水を取って飲んだだけ。)

という訳でお馴染みの自分構成図を書いていく。FW、VPN、IPS、認証サーバと必要な項目と関連性を図に書いていく。大体20分くらい掛かって作成し、設定を開始する。

早速FWから進める。今回も出来は良い感じ…な!何と!動かない!どうしてだ?何だか動きがおかしいぞ?ハードウェア問題か?とは言え、Active/Standbyを切替えても発生するので、ハードウェアでは無さそうだ。どうにもおかしいけど、プロクタに聞いてみる。“ハードの問題で無いのなら、特に出来ることは無い。”まぁ、そりゃそうですよね。しょうがないのでVPNへ。前回100%だったので今回も問題は無く進める。DMVPNが一瞬動作が怪しくなるけど何とか持ち直す。今回も大丈夫でしょう!

続いて劇遅IPS!前回1問落としたけど点数的には取れていたので特に臆することなく、メモは保存!ACSとは絶対に、絶っっっっっっ対に一緒に設定しない!という掟を従順に守る!という訳で今回もIPSと同時にAdvanced Securityを片付けることに。今回はIPSが完璧な動作なので、そのまま続けてNetwork Attacksも設定を進めてみる。ただ、どうにも題意が曖昧なのでConfiguration Guidをひたすら読んでみる。どういう解釈が正しいかの判断が難しいなぁ。。。と思っている所で“Ok guys, please start saving your configuration, we are going to lunch after 5 minute!”との事でランチへ。

今回はプロクタが用事があるとの事で、受験しているシスコの社員さんがお目付け役だそうな。この弁当に意見を求めてみると“私としてはノーコメントです。”とのコメント。そのコメントだけで全てを物語っていますなぁ。と更に続けて喋ろうと思っても、完全にKYな人になってしまうから気を付けなくてはならない!周りを観察すると、やっぱり皆さん試験の事で頭が一杯のご様子だ。ここはそっと“左手は添えるだけ。”と言うことにしておきますか。(使い方を間違えている。)

さてプロクタが帰還して午後の部開始!前回同様にAdvanced Securityの残りとNetwork Attacksに取り掛かる。やっぱり何だか曖昧な気がする。全体的にこのCCIE SecurityはSecurity試験のクセにふわっとした問題が多いなぁ。そうか!問題文をあえて分からないようにして、Securityを保っているという訳なんだな!(勝手なこと言ってすみません。)

さて、最後にIdentity Managementを残した。毎回、毎回、本当に毎回とも点数が悪い!何でなのか分からない。プロクタにも再度確認するけど、“問題文に書いてある通りだ!特におかしい所はない!”との事で、Configuration GuidもCommand Referenceも読み返しながら確認する。でもやっぱりおかしい気がするんだけどなぁ。と、そんなこんなで“Last 5 minute! Please start saving your configuration!”という訳で哀愁のwrを繰り返して終了。

そしてタイムアップ!やっぱりIdentity Managementが微妙だぞ、CCIE Security奪取なるだろうか?と思いながら帰宅する。帰宅すると合否メールはまだ来ていない。しょうがないので、あれやこれやと検証をしてみる。やっぱりどうにも納得が行かない!どう考えてもおかしい!果たしてそんな状況で勝てるんだろうか?しかし、待てど暮らせどメールが来ないので寝ることにする。あーあ、何て嫌な気分のままなんだ。。。

2007年6月23日

やっぱり合否メールが全然こない!最悪な土曜日だぜ、、、とは言えあんまり考えたくもないので普通に休むことにする。あーあ、早くThe Rolling Stonesのツアーを観に行きたい!8月はヨーロッパツアーのためにドイツはハンブルグ、アイルランドはダブリン、イギリスはロンドン、そして観光でスペインはバルセロナを巡るツアーに参加する事が決定しているのだ!だからこそ、その前には絶対このCCIE Securityは終わらせておきたい!こんなメンタリティで世界最高のロックンロールバンドの演奏を堪能するなんて許されないからな!という訳で土曜日は(というかここの所ずっと)ストーンズのDVDを見て過ごす。(だから受からないのでは?という声は勘弁して下さい。)

そして夕方になってメールが来た!どうだ?今度こそは大丈夫か?ストーンズを観に行くんだぞ俺は!

“Fail”

ガックリしながらスコアレポートを確認すると、“やっぱりIdentity Managementが相変わらずのダメダメさ!FWも動かなかった分良くないなぁ。他のセクションは殆ど80%超か”トータルで74点くらいで前回と変わらず!イカン!4回も落ちるとは!これは完全にハマッッタイムだなぁ。そう、まさに

U Can’t touch this!

っって言ってる場合じゃない!早くCCIE Securityの称号にTouchしないと、安心してストーンズのツアーが堪能できない!(気合の入れ方が間違っている。)

次回に向けて:

どうにも題意の捉え違いをしている部分があるように思います。そこの部分を再度確認すれば行けるかと。

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