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CCIE Service Provider 受験記 1回目

2015/6/29 (月) 22:45

2007年10月 ※当時のメモを元に2015年6月に作成しています。

2007年7月30日にCCIE Securityを取得して、今回は新たな挑戦としてCCIE Service Providerに挑む!8月はストーンズのヨーロッパツアーを大満喫!そこで得たエネルギーを試験にぶつけてやるぜ!でも“もういいじゃないか、やめよう!もう十分苦しんだじゃないか!”と財布に言われながらも再び完全自腹海外受験に挑戦! ここから先は2007年10月でシスコジャパン社外では日本人未踏の領域だ!因みに5冠と言うクレイジーな方々がシスコ社には2名いるそうな!ギョギョ、恐ろしいですね~。

CCIE Service Providerは主にMPLSを主体とした試験だけど、それ以外はISIS含めてR&Sの時にやった内容とほぼ丸かぶりなので、勉強もそんなに辛くない。ほぼ総復習プラスαと言う感じだ。これならすぐ終わらせられるかな?とは言え、CCIEの恐ろしさを良く知っているのでどうなる事やら。

という訳で今回は以下の本を中心に勉強を開始する!

MPLS Configuration on Cisco IOS Software

MPLS and VPN Architectures

QoS for IP/MPLS Networks

MPLS and VPN Architectures, Vol. 2

詳解 MPLSの設計と実装

INE Workbook

IOS 12.2S MPLS configuration guide & command reference

機材は今回殆ど追加購入はしていない、と言うかラボ機材は殆ど売っぱらった!おおよそ初期投資の6割は回収出来た感じになった!意外と高く売れるもんですねぇ。良かった良かった!という訳で今回は巷で噂のDynamipsとお約束のリモートラボで勉強を進めました。もう、PCのハードウェア性能があれば全部ソフトウェアで動くのだから、便利な世の中になったもんです。VMware何かも入れてしまえば、PC1台でインフラ全部完了になるとはなぁ。

因みにこの間に、あのカリスマ・ガレ兵さんに突如メールを出してお会いして頂いたのだ!こうなったのは貴方にも責任があるんですよ!とか、ベルギー情報とか幾らなんでも役に立ちすぎですよ!とか、色々お話を聞いて下さいました。何でも起業されるとの事で、流石はカリスマだなぁと。あの受験記の文面からもっと激しい人かと思ってましたが、終始笑顔で大変気さくな方だったので、ちょっと意外でした。それと同時に益々凄い方だと感じました。改めて御礼申し上げます。ありがとうございました!

さてさて、Service Providerと言えば皆さんお馴染みのシドニー受験でしょう!(世間一般的には全然お馴染みではない!)という訳で今回は再びシドニーへ行くことになってしまいました。本当に不思議だけど、何で日本でやれないのだろうか?本当に勘弁して下さいと、我が家の懐事情が申しております。今回気を付けなくてはいけないのは、Cisco社の場所が変更になったと言うこと。ChatswoodではなくてSt. Leonardと言う所になった。確かCentralからChatswoodへ行くまでの途中にあった駅だ。なので近くはなっているハズだ!

例によってYahooで格安航空券を探しまくる。またもやカンタス航空で10万円くらい。ホテルはいつものビジネスホテルにしようかと思ったけど、何と値上がりしている!1泊1万5千くらいになっている!これはダメだなと思い、1泊1万円くらいの宿を見つける。バーの上にあるホテルだそうで場所的には前のビジネスホテルと殆ど変らない。よし!これで決まりだ!ラボ代の16万がサポートされるかどうかは自分次第!

2007年10月9日

ノートPCにDynamipsを入れ込んで成田空港からシドニーへ向けて出発!毎度の如く飛行機ではあんまり寝れないので、何にも考えずに見れるであろうダイ・ハード4.0がやっている!と思って見ていると敵がハッカーというストーリーで何だかげんなり。更に世界一ツイてない男が結局離婚してて、娘からも嫌がられているのを見て、ちょっと設定が切な過ぎるだろコレ!と思ったり、Dream Girlsを見終わって無性にThe Supremesが聴きたくなりiPodでI hear a symphonyStop in the name of loveを筆頭に聞いたりとダラダラと過ごす。因みに、The Beatles全盛期に世界のレコードセールスで対抗できるグループはThe Supremesくらいだったそうな。凄い時代だ!そんな音楽が熱い時代に青春時代を過ごしたかったなぁ。などと限りなくだらける。

2007年10月10日

シドニー空港に朝の7時くらいに到着。もう3回目だから特に戸惑う事も無く、例によってリュック1つだけでやって来た!入国審査でも引っかからずに終了した!良かった良かった、前の担当の人が神経質だっただけなのだろうか。

という訳で空港から地下に降りて電車に乗り一路Centralへ、大体20分くらいで到着してホテルへ向かう。Central駅からは公園を通り抜けて10分くらいで到着した。一階がバーになっているけど、まだ朝なので静かなものだ。そのまま上に上がってホテルのチェックインを済ませる。大分やる気ない感じの白人のオジサンが対応してくれた。そして特に待たされることなく部屋に入れた。部屋は大分狭い感じだけど、どうせ今日と明日しか使わないわけだし十分だろう。

さて、ここはイーサネットが付いているとの事なので早速ポートを探すけど、全然見当たらない!え?どこ?普通は机の上にケーブルが伸びてるもんじゃないのか?と思って探しまくると、部屋に置かれているタンスの横にあった!しかもケーブルが1Mくらいしかない、、、どうなってんだこれ?床に這いつくばりながらじゃないと繋がらないぞ!とフロントに言うとWi-Fiがあるからそっちを使ってくれとのこと、料金は今回チャージしないからと。まぁならいいけど。

小一時間ほど睡眠をとって、街中に出て昼食を取る事に。例によってショッピングセンターのフードコートへ向かう。無難にチャーハンを選択して昼食を済ませて、Cisco社の下見へと向かう。CentralからSt. Leonard駅までは15分くらいだったろうか?駅を出ると広場が目の前に見える。歩いているとやはりオフィスが多いのかスーツ姿の人が多い。えーと、Ciscoはどこだろうか?地図を片手に探していると、広場を出て直ぐの上の看板にCiscoの文字を発見!広場の出口から左側に徒歩1分以内にCiscoロゴが書いてあるので直ぐ分かった。よしよし、これで問題なく来れるな!という訳でホテルへ戻る。

ホテルに戻りPCを開いて少し見直しをする。Inter-ASの各OptionとTEの部分を重点的に見直してみる。小1時間ほど勉強したところで、夕飯を食べに再度街中へ向かう。再度フードコートへ向かって何を食べようかと見回っていると、何と!殆どの店が片付けを始めてる!まだ17時なのに。。。しょうがないので外に出て他の所を探すけど、大体レストランは値段設定が高めなので、結局マクドナルドで済ませることに。あー、しょぼい!とは言え貧乏受験者だからしょうがないのぉ。

さて部屋に戻り、明日に備えてとっとと寝ることにしますか、今回は登場するデバイスもRouterとSwitchだけだし、Voiceの時のような衝撃を受けることも無いであろう、と言うかそうであってくれ!

2007年10月11日

朝6時起床。昨日かって置いたバナナとマフィンを頬張りいざ出陣!iPodに入れてある今日は日本でもお馴染みQueenのDon’t Stop Me Nowをオープニングに聴きながら駅へ歩いて向かう!きっとFreddie Mercuryもシドニーはお気に入りの街だったに違いない。今まで歩いていても結構男性同士で手を繋いでたりする人を、ちょくちょく見かけるからなぁ。

さて通勤ラッシュを乗り越えてCentral駅からSt. Leonard駅へ到着し、試験会場に到着!少し早目に着いたのでまだビルは空いていない様子。ビル下のロビーに椅子があり、そこでしばらく休んでからCisco社のあるフロアへ向かう。受付を済ませるとプロクタが暫くしたら来るので待っていてとのこと。その間に受験者が数名待っている。R&S3名、Voice1名、SP1名となる。話をしていると皆さんニュージーランド、シンガポール、フィリピンから来ていて、地元の人は5名中1名だけだった。4つ目の受験だと告げると、“すげぇ!人生4回あるなら考えるけどなぁ。”おいおい、そんな大袈裟な!Voice受験者は前回受けて本当はもう受けたくないけど、会社命令だから受けなきゃいけないとのことだ。自分の意思でないのにあの悪魔将軍試験を受験するのはさぞかし辛いだろうなぁ。受かるまでやらなきゃならないとしたら、正に地獄のメリー・ゴーランドだ!(毎度毎度の世代ネタです。)

と程なくしてプロクタ登場!Voiceの時のプロクタとは違い、どうやらドバイからご帰還されたらしい。“Ok, Please show me your ID”と皆のIDをチェックし、恒例の昼食を選択するのだが、前回と違って全部サンドウィッチになっている。無難にチキンを選択する。そして試験会場へと向かう。エレベータで下へ行き試験会場へ向かう。何だか大分小ざっぱりした感じの部屋だ。隣はTACオフィスと直結しているそうな。“頼むからTACエンジニアに質問はしないでくれよ。ハハハ”とプロクタが軽いジョークを飛ばしながら、ブリーフィング開始。各自席番号を割振られて着席する。

さて問題の入ったバインダーが置いてある!開始の合図と同時に開いてみる。ぬお!トポロジが毎度おなじみで良く分からない構成になっている!毎度毎度、本当に感心しますよ。内容的に理解できない物は幸いなかったので、そのまま今回も自分構成図をL2から書いていく、VLAN構成、Freme-Relay構成、ATM構成、を図に書いて行き、続いてL3のRIP、OSPF、ISIS、EIGRP、BGPの論理構成図を書き、最後にMPLS網とL3VPN、Multicast、QoS、Securityと各ルーティングを書いて行く。大体30分ほどで終了!

L2は難なく終了した。流石にR&S地獄で鍛えられただけはありますなぁ。続くCore Routingも殆ど障害はなく終了する。とは言え、題意が微妙な問題が2問あるのでプロクタに確認する。この方がSecurityの主なのは知っているけど、SPについてはどうだろ?“ふむ、なるほど。そういう解釈もあると思うが問題文以上のことはしないように。”

でた!よく分かってないプロクタお得意のセリフ!

仕方ないな、これは後で再度確認するとしよう。というか、プロクタに確認させよう。続いてBGPに進むけど大分難しい。。。動作自体はしているけど、細かい所で題意が満たせない。色々試行錯誤してみるも、やっぱり微妙な手応えだ。大分時間が掛かりそうなのでMPLSと進む。ここは特に障害なくおわり、VPNも殆どの疎通を確認できた。お!中々の手応えだ!と思っていると“Ok guys, please start saving your configuration, we are going to lunch after 5 minute!”という訳でランチへ。

ラボ会場から大きな机がある部屋へ移動。日本のランチと同じ感じだ。そしてサンドウィッチはと言うと、ハッキリ言って可もなく不可も無くだ。ビーフバーガーが無くなったのが残念なところ。そしてVoiceの彼は“僕はもう上司に謝るベストな方法を考えているよ。”と皆の笑いを誘っていた。R&S組では1人は“3回目だし今回は合格ライン行けそうだよ。”と大分リラックスしている感じだ。プロクタも“CCIEに真面目に取り組めば辛い経験をするけど、その経験が有るか無いかで人生の経験値が違うはずだよ。”と言っていた。結構終始、皆喋っていて明るい雰囲気のランチでした。

さて、ランチタイムが終了して試験部屋に戻り午後の部開始!VPNでAToMがうまく動かないと言う嫌な問題に直面するけど、何とか切り抜けた!そしてMulticastへと続く。うん、大分良い出来だ!疎通は全部出来ているし、マルチキャスト・ルーティングも各VPNでちゃんと見えている。そしてSecurityは1問が微妙な感じだけど、点数も低いし時間をかけてもしょうがないか。QoSは何も問題なく終了した!VoiceやっているとQoS大分やるので、その辺りの経験値が大分ものを言っているな。まさに芸は身を助けるだ。

結局全体で5時間半くらいで終了する。残り2時間半なので一旦Configを保存して全機器を再起動すると、何という事でしょう!今まで動いていたところがまるで動かなくなっているではありませんか!と劇的ビフォー・アフター状態に陥る。げー!何てこった!あんなに安定していたVPN達が、VPN達がボロボロに~!一生懸命トラシューするとコントロールプレーンは問題ないので、きっとフォワーディングプレーンに問題があるに違いないと、的を絞って原因を探す。結局このトラシューに時間の殆どを使ってしまい、疎通が出来るようにはなったものの、微妙な箇所を大分残して、“Last 5 minute! Please start saving your configuration!”という訳で悲しきwrを繰り返して終了。

そしてタイムアップ!どうだろ?疎通は全部できたけど、細かい題意が満たせているのだろうか?プロクタを問い詰める余裕も無かったしなぁ。でもあの後も数回質問したけど、あんまり要領を得なかったからしょうがないけど。

帰り際に一緒に受験していた人達と近くのカフェで雑談をする。R&Sの手応えが良いと言っていたニュージーランドの彼は大分晴れ晴れとした感じだ。“これで合格してなかったらやめて羊でも飼うよ。”とジョークを飛ばしていた。なので、そう言えるならきっと合格しているよ。と伝えると、“君が言うんだから間違いなだろうな!2年ほど家族に大分迷惑を掛けてるから、そう言って貰えると助かるよ、ありがとう!”との事で、大分苦労しているようだ。Voiceの彼は上司へのベストアンサーは決まったの?と周りに聞かれて、“何だっけ?何かの映画で見たんだけど日本に伝統的な謝り方あったよね?”ああ、土下座ね。“もう飛行機で土下座の練習をしながらシンガポールに帰るよ。”と言って皆笑っていた。

各自連絡先を交換したりして別れる。うーん、手応え自体は良かったんだけどなぁ。どうかなぁ。とグダグダ考えながらホテルへ戻る。ホテルに着いて確認するも、まだメールは来ていないようなので再度外に出て夕飯を探す。下に降りるとバーが大分賑わっている。皆ラグビーを見ながら盛り上がっている。近くのレストランに入り、昼はサンドウィッチだったのでステーキとライスを食べる。そして、問題の解析をすると意外と間違えている所を発見してしまう。うーむ、まさに微妙な感じだぞこれ。。。スッキリしないままホテルへ戻るけど、まだメールが来ていないなぁ。しょうがない、今日のダメだったところを調べてみるかぁ。

そして暫く調べ物をしていたら寝る直前に合否メールが来た!どうだ?クワッドになれるか?Passって書いてあるのか?

“Fail”

ぬあーーーー!やっぱり甘くないかーーー!全部疎通できていたのになぁ。“やっぱりBGPがダメな事に。。。でも後のセクションは大分良く出来てるじゃんか!”トータルで77点!悔しすぎるぞこれ、あと3点かよ!あの劇的ビフォーアフター事件が尾を引いたか~。とは言えあそこで再起動してなかったらもっと点数悪かった上に、何が悪かったのか分からないと言う最悪な状況になっていたと思うとゾッとするな。

しかし、めでたい事に一緒に受けたニュージーランドの彼は合格したらしい!おめでとう!!

2007年10月12日

朝7時30に起床。飛行機は9時発だから。。。ん?9時発だから2時間前には空港に行かないといけないと言うことは。。。

ち、遅刻だ~~~~!

やべぇ!とのび太の登校シーンのようにすっごい慌ててホテルをチェックアウトしようとすると、

誰もいない!

何で?シドニーなのにHotel Californiaですかここは?だとしても、外に出れないけれど何時でもチェックアウトは出来るんじゃなかったのか?どうすりゃいんだ?と狼狽していると、“チェックアウトする方はここに鍵を入れて下さい。”という紙の張られた箱が置いてあった。唯でさえ焦っているのにこういうイレギュラーな事はやめてくだせぇ!音楽を聴く余裕も無く、走って駅へと向かう。

何とか空港に出発予定時刻の40分前に到着した!猛ダッシュ!カウンターについて係りの人に事情を説明して先に通してもらう。“急いでください、他のお客様にご迷惑が掛かることになりますので。”そんな事は1,000も承知ですがな!と出国手続きと荷物検査へと向かう。幸いな事にそんなに混んでなかったので、時間前にはゲートに到着することが出来た。

不合格で乗る飛行機はまた格別に気分が悪い!出来ればスッキリとダラダラしたいなぁ。くっそー、次はすぐ受けに行ってやる!と怨念を残して帰国する。

次回に向けて:

毎度のことですが、ここまで出来ているので短期決戦で臨みます!