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2015年11月までのCCIE試験レビュー 合格までの費用

2015年11月6日時点でのCCIE 試験取得が全て終了しましたので、CCDEは実機技能試験では無いので別として総括として今までの経過を複数回に分けて振返ってみたいと思います。

さて、第二回は合格までの費用についてです。

前回のエントリーについては弊社の社員が以下のコメントをくれました。

“このエントリで分かるのは、岡山さんが キチ害だって事だけですよ。”と、

きさまぁぁぁぁあ!!!

まぁ実際は何も言いませんでしたが、しばらくは逆パワハラの罰として無給&無休で働いてもらう事にします。(勿論ウソです!)

さて、と言う訳で今回もまた人外なエントリーになること請け合い!と言う訳でお金に関する事です。

私の全CCIEラボ試験のLAB 勉強開始から合格までに掛かった費用を振り帰りますが、
これから見ていく中で自腹部分と会社負担部分を分けて書いて見たいと思います。
やはり会社からサポートがある場合は自腹コストがかなり安くなりますし、受験料もその時期でまちまちでした。R&S~Storageまでは16万、Wireless~Collaboration2回目までは17万、残りCollaborationの2回は20万です。

では、それぞれのトラックでのコストを、見て行きたくないけど見て行きましょう。

Routing and Switching : 合計=126万 自腹費用=78万 会社負担分=48万円 

内約は以下です。

機材:約28万 (2611 x 6, 3620 x 1, 2500 x 4, 3550 x 2, ISDNシミュレータ, 各モジュール等)

教材:約18万(iPexpert, NetMaster Class, INE, Cisco Press)

受験料: 80万(自腹は2回分、3回分は会社負担)

機材に関しては合計約70万の初期投資でしたが3年後に6割は回収したので結局は28万くらいとしてます。教材は今思えばですが、こんなにWorkBook買うんじゃなかった!と心底思いますね、大分Workbookに頼り切ってしまった部分が多くて無駄に受験してしまった。。。

もっと上手なCCOの使い方やConfiguration Guideの読み方や勉強方法や受験方法なんかを教えてくれる同僚がいれば!と思ったもんです。(どうもすみません。)

Voice : 合計=139万 自腹費用=123万円 会社負担分=16万円 

内約は以下です。

機材:約5万 (IP Phone 3台、FXOポート)

教材:約10万(iPexpert, Cisco Press、リモートラボ)

渡航・宿泊費:60万(1回約15万で航空券12万、宿泊費・交通費2~3万)

受験料: 64万(自腹は3回分、1回分は会社負担)

最強最悪の試験でしたのでやっぱりそれなりに掛かってますね。完全自腹海外受験を3回も実行したのでしょうがないんですが、、、

機材はやはり転職をした先にラボ機材が揃っていたのが助かりました!何せ1つ300万とかの機材もあったので、リモートラボも結構遅かったので本当に助かりました。

Security : 合計=88万6千円 自腹費用=72万6千円 会社負担分=16万円

内約は以下です。

機材:約1万6千 (PIX 2台、VPN3000 1台)

教材:約7万(iPexpert, Cisco Press、リモートラボ)

受験料: 80万(4回分、1回分は会社負担)

ヤフオクとeBayで運良くかなり安く機材が手に入ったのがコスト的には幸いだったと思います。IPSはリモートラボの1回4,000円くらいのセッションを3,4回使っただけでしたね。

Service Provider : 合計=59万円 自腹費用=59万円 会社負担=0円 

内約は以下です。

教材:約7万(INE, Cisco Press)

渡航宿泊費:30万(1回約15万で航空券12万、宿泊費・交通費 2~3万)

受験料: 32万(2回分)

これは会社の転職直前くらいに受験した試験だったので合格してもサポートは無しでした。機材は全てDynamipsで仮想化ルータでやってましたので、ここが0円だったのが結構大きいかなと思います。

Storage Networking : 合計=51万 自腹費用=5万円 会社負担分=46万円

内約は以下です。

教材:約5万(ieMentor, Cisco Press)

渡航・宿泊費:30万(1回約15万で航空券12万、宿泊費・交通費 2~3万で2回分とも会社負担)

受験料: 16万(1回分とも会社負担、1回はスコアレポートが消失したのでCisco側から無料にして頂いた)

もう教材が殆ど無かったのと、費用は全部が会社負担だったので5万円で取得できたかなりラッキーな試験でした!

まぁ、教材が無いのをラッキーと言うかどうかはまた別ですが、、、

Wireless : 合計=99万6千円 自腹費用=99万6千円 会社負担分=0円 

内約は以下です。

機材:約千円 (Aironet 1242 3台をヤフオクで)

教材:約8万(iPexpert, Cisco Press、リモートラボ)

渡航・宿泊費:40万5千(1回約13万5千で航空券12万、宿泊費・交通費1万5千)

受験料: 51万(3回分)

ここはもう完全自腹海外受験を3回も実行するという地獄の復帰戦でしたね!

とは言えこの時は大分都合の良い契約で働かせて頂いていたので、むしろ強く言えなかったと言う事情もありますが 笑

Data Center : 合計=63万円 自腹費用=63万円 会社負担分=0円 

内約は以下です。

教材:約12万(INE, Cisco Press、リモートラボ)

受験料: 51万(3回分とも自腹)

これも3回分共に支払いした時が前回の契約のままだったので全部自腹でした。ただ、東京でしたので海外費用はなくて受験料だけではすみましたが、予約がとにかく大変で海外受験も一瞬脳裏を過りました。。。

後はリモートラボを結構使ったのでそのお金が掛かってはいますね。

Collaboration : 合計=78万円 自腹費用=0万円 会社負担分=78万円 

内約は以下です。

教材:約4万(INE, Cisco Press、リモートラボ、全て会社負担)

受験料: 74万(4回分とも会社負担)

Collaborationは完全に起業した後なので、教材も含めて全て経費精算していますから全額会社負担と言う事になりますね!

やっぱり起業して良かった!(そんな理由で起業するのは、ダメ!絶対!)

ではでは、全8トラックで掛かった費用の合計はというと、、、

約578万円!

と言う事は4年8カ月を掛けてAudiクラスを1台購入するのを我慢すれば8冠になれる!と言う事ですかね?(お前みたいなド変態と一緒にすんなよ!という突っ込みは止めてください。)

そしてトータルで自己負担した額はというと、、、

約406万円!

あ、頭がクラクラする、、、こんなに払っていたとは、、、起業した時にこのお金があれば、、、

とは言え、“お前それ、回収できたのか?”と聞かれれば

“余裕で出来ました!”

と自信を持ってお答えできます!20台後半で既にそれなりの年収になったので、CCIEを取ってからの10年間をトータルで見れば全く問題ないでしょう!

さらに、自慢では無いですが私はCCIE5冠取得後で1年半ほど仕事を休んでいたりします。
そういう余裕のある人生の選択肢が持てたと言うのはお金に変えられない価値のある物だと思っています。

流石にCCIE5個以上も持っていると休職期間が長めでも興味は必ず持ってくれるので、転職活動でもそれが理由で落とされた事は無いですね。

まぁ “シニアポジションの人間としての威厳が無い!” という理由で落とされたことはありますが、、、

そして更に、CCIE取得1トラックあたりの費用平均は、、、

約72万 (自腹額は約50万!)

と言う事になりましたね。

つまり、2015年11月の時点でCCIEとは私にとって、

1つ取るのに7ヵ月間と72万円(自腹では50万)が掛かる試験

だったと言う訳ですね。

では最後にランキングを纏めて見ます。

岡山的CCIEコスト高ランキング:

1位 CCIE Voice 139万

2位 CCIE Routing and Switching 126万

3位 CCIE Wireless 99万

4位 CCIE Security 88万

5位 CCIE Collaboration 78万

6位 CCIE Data Center 63万

7位 CCIE Service Provider 59万

8位 CCIE Storage 51万

続いて自腹コストランキングですが、

岡山的CCIE自腹コスト高ランキング:

1位 CCIE Voice 123万

2位 CCIE Wireless 99万

3位 CCIE Routing and Switching 78万

4位 CCIE Security 72万

5位 CCIE Data Center 63万

6位 CCIE Service Provider 59万

7位 CCIE Storage 5万

8位 CCIE Collaboration 0万

...まさにCCIE Voiceは私にとって最悪の試験だったようですね。自腹ランキングでもダントツの1位とは、、、

とは言え、これらも皆さんの環境なんかによって違うとは思います。トレーニング費用も自己負担される方などもいらっしゃると思いますし。

どうするのが自分に一番良いのか?など社内で共有しておりますので宜しければ弊社にご応募ください!

以上CCIEラボ試験合格までのコストでした!

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