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CCIE WIRELESS 受験記 2回目

2014年7月 ※当時のメモを元に2015年7月に作成しています。

前回の無様な敗北から2か月!茨城は大洗のキャンプで鍛え直して来た!(嘘です。)次はもうちょっと進化した俺を見せられるハズ!という訳で2014年7月4日に復帰戦 CCIE Wireless 第2Rへ望むことに。

さてさて、受験地はお馴染みのシドニー受験!スマホアプリのSkyscannerで航空券を探す。シドニーまでカンタス航空で12万くらい。続いてホテルも前回と同じでBest Westernにする。Wifi入れると大体1万3千円くらいだ。旅程も相変わらずの超強行スケジュール!

・7月2日 成田 20時発

・7月3日 シドニー空港 朝7時着

・7月4日 ラボ受験 > 夜の21時 シドニー>成田便 搭乗

・7月5日 朝7時に日本着

。。。何度見ても吐き気のするスケジュールだ。大体何でこんな事やらなきゃならないんだ?これをやったら確実に収入が増えるのか?良いポジションに着けるのか?こんな事やっているよりも、もっと年齢的にもマネジメントとかコネクションを増やすための戦略とかを考えてだ、、、いや!ダメだ!正気を取り戻してはいけない!この試験は正気になったら負けるんだ!(いいえ、そんな事はありません。) ラボ代17万をカードで支払い勝利への道を進む!

2014年7月2日

今回もiPad Airのみで行くことに。何せ軽いし時間は長持ちするしで、飛行機のような長期移動で使うには最適です。シドニー発のボーディングまで時間があるので、電源付きの休憩コーナーで時間を潰す。今回も音楽ニュースを見たり、スマホに入れた懐かしのドラクエⅡをやったりしていた。(本当にダメな奴だな…) リアルタイムでファミコン版ドラクエⅡをやった人には、あの恐怖の復活の呪文がトラウマになっている人も居るでしょう!自分も最終局面まで進んで復活の呪文を入力したらレベルだけが全員4になって、後は全部最終局面のままという事象にぶち当ったことがある。えぇ、必ず1ターン目でゲームオーバーになるのでその前からやり直しましたよ。

さてさて、飛行機に乗り込んで例によってダラダラ過ごすか。今回は何がやっているのかな?と相変わらず映画を見る。アメージングスパイダーマンとLife!を見てみることにする。Life!は冒険って良いなぁと少年心をくすぐるような内容だった。またDavid BowieのSpace Oddityが使われていたりした。David Bowieも昨年新しいアルバムを出してセールスでも成功し、まだまだカルトロックヒーローは健在だとアピールしてくれた。周囲からの批判をよそに、常に変化と挑戦を続けるBowieはあの繊細な見た目とは正反対で、相当なタフガイだよなぁと強く感じる。その決意表明でもあるChangesは本当に名曲だ!

2014年7月3日

シドニー空港には朝の7時くらいに到着して、入国審査でも引っかからずに終了。税関も食品は相変わらず0なのでそのまま通過する。

そして空港から地下に降りて電車に乗り一路St. Leonardへ向かう。空港からCentralへ行き路線を乗り換える。大体20分くらいでCentralへ到着、そして路線を乗り換え20分ほどでSt. Leonardへ。合計40分くらいかな?そこから歩いてホテルに向かう。坂を上ってまた降りてという感じだ。向かう途中にEMC、大きい公園、墓地、大学、更にはFOX放送局がありランドマーク目白押しな感じだ。

さて、ホテルに到着してチェックインをする。受付のお兄さんに聞くと、今回もまだ部屋を清掃中だという事で受付で待つことに。WiFiも使いたいと伝えてユーザIDを発行してもらい、掃除が片付いたところで部屋に入る。飛行機であんまり寝れなかったので、少し眠る事にする。

1時間半くらい寝たので、昼ごはんの調達に駅へと向かう。駅広場のフードコートで今回もステーキ・サンドウィッチを食べる事にする。近くの噴水の周りに腰かけて食べていると、白人2人が“Where is Cisco?”と話しながら通り過ぎて行った。大丈夫、直ぐ分かるよ。そしてほぼ食べ終わったところで、

“Where is Cisco?”

と2周目して来て通り過ぎて行った。大丈夫か?と思って何気なく見ていたら、どうやら無事に広場入口の上の看板に気が付いたっぽい。良かった良かった。

ホテルに戻って夕飯まで音楽ニュースを、じゃなくて、少し勉強をする。インターネットでドラクエⅡの攻略法を確認するのだ。大分忘れているなぁ。そんなのあったっけ?ああ、そうそう!そんなのが、、、ってやってる場合じゃねぇ!いかんいかん!明日に備えて頑張らないと!気持ちを入れ直して、ドラクエⅡ本体をやろう!(何てダメなやつだ…)

ドラクエⅡも攻略した夕方も18時くらいになってきたので、再び駅に向かって夕飯を物色する。前回同様でカレー屋で孤独のグルメを満喫する事に。本当にみんなこの時間には帰っているんだなぁ、ビジネスエリアなのに人が全然いない!日本とは大違いだ!そして帰りにスーパーでバナナと水とマフィンを買ってホテルに戻る。

さてさて、明日の闘いに備えて早めに寝るとしますかね。という訳で22時くらいには寝てしまう。

2014年7月4日

朝6時起床。昨日かって置いたバナナとマフィンを頬張りシャワーを浴びて、夜の便で帰国だからチェックアウトを済ませる。いざ出陣!そして恒例のiPhoneに入れてあるThe WhoのWon’t Get Fooled Again(もう騙されやしねぇ!)をオープニングに聴きながら駅へ歩いて向かう!

そして歩いて15分くらいでCisco社へ到着!今回も少し早く着いたけど、5分くらいでオフィスが空いたので中へ。受付の女性が“CCIE受験者は椅子に座って待っていてください。プロクタが10分程でやってきますので。お手洗いはあちらにあります、またキッチンにある飲み物は自由にお取りください。” との事でトイレに行って飲み物を取りに行く。

戻ってみると受験者らしき人が1名いる。何処の人かな?と思っていたらプロクタが登場!と、あれ?前と違う人だ?あ!彼はVoiceの時のプロクタだ!(※CCIE Voice受験記 3&4参照) 大分懐かしいなぁ!あの時はお世話になりました、と思っていると。“Ok, Please show me your ID”との事で初めにもう一人の受験者がパスポートを出すと、日本のパスポートだった。“日本人と言う事は、君がWireless受験者だな?”と言うので、“いいえ、違います。”とその方が回答されたので、Wirelessは私ですよと言うと、

“そうだったのか、君はトルコ辺りから来たのかと思ったよ。ハハハ”

相変わらずの陽気さだな!どうやらこっちの事は覚えていないようだ、そりゃまぁ8年前だから当然か。という訳で今回はSP 1名、Wireless 1名だ。R&Sは試験バージョンが変わったから受験者が減ってるとの話だ。プロクタが“まぁ簡単な試験だから午前中には終わってしまうだろうが”とちょくちょくアメリカンジョークを挟んでくるのを聞きながらチェックを完了させる。今日は臨時でプロクタをするとの事だ。普段は前の方なんだろう。

受付から直ぐの所に思いっきりCCIEのロゴが貼ってあるガラス張りのドアがあって、その中に入ると休憩所になっている。ここでブリーフィング開始!“CCIE初受験者は?”両名とも2回目なのでそのまま各トラックの注意事項を聞く。そしてそのまま試験席へ。

さて試験開始!まずは構成図と問題文を確認して行く。今回も読めば読むほどに難しい!実に良く出来ているなぁ。とは言え前回よりも理解するのは早くなっている。問題文を読み取りながら自分構成図を書いて行く。L2/L3、Autonomous、Unified、SSID、サーバ群と加えてSSIDの要件表を書き出す。大体30分使って終了!

そして設定開始!!L2/L3から入っていく。今回は流石にうまく行った!Application Serviceも前回の反省点を大いに活かして、GUI遅い問題に対処する。先にWCSも基本設定を終わらせてしまった。ここは今回は何の問題も無くクリアできた!多少の進歩を感じつつ次へ。

地獄のAutonomousへ!相変わらず大分難しい。どこまでやって良いものか良くわからない所もある。よし!プロクタに確認だ!Voiceでは大分お世話になったけど、Wirelessではどう出るのか?

“特にハードウェア問題とかでないなら私に出来る事は無い。”

No~~~~!そう出ちゃいますか、、、しょうがない、後回しにしてじっくり考えるか。という訳でUnifiedへ進むけど、ここでどうしてもAPが1部分レジストしてくれない。またもや、“お前はもう死んでいる。“状態だ。和製ロバート・プラントの声が鳴り響く。他の箇所も色々動きがおかしい!何とか解決に向けて努力をするけど、“Ok guys, please start saving your configuration, we are going to lunch after 5 minute!” しょうがないなぁ。という訳でランチへ。

ラボ会場から大きな机がある部屋へ移動。プロクタが“私は用事があるから2人で食べていてくれ、また後で戻ってくる。”と言って部屋から出て行った。日本人同士だけどトラックが別々だから、今回は良いのか?前は怒られた記憶が、、、と思っていたら、プロクタが奥さん?と思われる人を連れて教官室に入って行き、二人でランチを食べだした。実に自由だなぁ。という訳でSP受験者のTさんと話をしていると、R&Sは取得済みでダブル目指してSPに挑戦2回目とのこと。素晴らしい!まだ大分お若いのになぁ。ふ、まるで昔の自分を見ているようだぜ!(実にスマートな方で自分とはまるで違います。)

さて、ランチタイムが終了して試験部屋に戻り午後の部開始!再度Unifiedへ立ち向かう!色々とDebugをして何とか間違いを発見!APもレジストする事が出来た。よし!これで大分手応えが出て来たぞ!と実感しつつも、他の問題が難しい。もう14時回っているので残り3時間ほど。しょうがないから、そのままWCSへ。ここは難なくクリア!ただGUI劇遅いので大分時間を使ってしまった。残りのWLAN Servicesは今回は中々の手応えが!そして後の時間はUnifiedに集中して使う、 “Last 5 minute! Please start saving your configuration!” という訳で虚しきsave configを繰り返して終了。

そしてタイムアップ!復帰第一戦第2Rは少しは手応えを感じることが出来た。間違いなく前進している!それが分かっただけでも十分だ。一発も当らなかったパンチがカスるようにはなったんだ!そして、帰り際にプロクタと話をしていると、“近々香港でWirelessのラボがオープンになるから、アナウンスをチェックしていた方が良いよ。”と教えてくれた。なるほど、それは良い情報を聞いた。日本では開催予定ないとの事だ

そしてTさんはまだラボ中なので1Fで待つ事に。問題を纏めていると大分書ける!前回よりも理解度は相当上がっているな。第3Rは大分健闘できるか?いや、勝つんだよ!いくら掛かると思ってるんだよ!と思い直していると、Tさんがやって来た。そして2人でカフェへ。

駅近くのカフェに2人で入る。Tさんはとても感じの良い若者でヤル気があり、実にスマートな人だ。こういう人財を持てる企業さんは本当に羨ましい限りですな。まったく、その目、昔を思い出すぜ!(いい加減にします。Tさんすみません。) 連絡先を交換し、色々と話をして空港の途中まで同じ方面の路線なので、一緒に電車に途中まで乗り別れた。旅で出会いがあるのは良い事だ!この苦楽をその日のうちに分かち合えて親近感が湧くと言うのはCCIEの良い所なのかもしれない。

空港へ着いてチェックインをして、まだボーディングまで時間があるので解析に勤しんでみると、大分間違えている事が多い事に気が付く。でも慣れてる(麻痺してる)もんで、気付けると言う事はそれだけ理解できていると言う事だ!合格レベルに近づいているのは間違いない!と喜ばしくはないけど喜んでみる。

時間が近くなって来たので出国手続きを済ませて荷物検査へ。今回は侮辱される事なく普通にゲートへ向かう。メールをちょくちょく確認するけどまだ来ていない。またもやこの悶々とした感じで飛行機乗るのか。しょうがないなぁ。

機内でのダラダラタイムが始まる。お!今回は隣の席が2席も空いている!大分リラックス出来るなぁ。と思っていたらCAさんに声を掛けられて、“Sir、申し訳御座いませんが、あちらのご家族と席を代わっては下さいませんでしょうか。”と、赤ちゃんを抱えて更にお子さんを連れていらっしゃる、スペースの広い席にいる白人女性が立ち上がっている。勿論いいですよと伝えて席を変わる。Thank Youとお礼を頂く。You’re very welcomeと伝えて席に座る。そうしたら、CAさんがワンランク上のヘッドフォンを渡してくれた!良い事はするもんですね!ダラダラするんだから、これは必要だ!そして、スカイ・フォール何かを見ながらダラダラして帰国する。

2014年7月5日

成田空港に到着すると、合否メールが来た!Webページにスマホからアクセスして確認すると輝かしくも

“Fail”

まぁやむを得ないだろうな。出来としてはそんなもんだろう。セクションの点数を見ると、“やっぱり肝心なAutonomousとUnifiedが弱い!”という訳でトータルで55点くらい。ふむ、そんなもんだろうな。後半戦で大分ガチャガチャやってしまったから想定内の結果ではあるけど、点数以上に得る物は大きい闘いだった!まぁ落ちないのが一番だけど、、、試験代と渡航費が掛からなければ尚良しだけど、、、

しかし、めでたい事に一緒に受けたTさんは合格したらしい!ダブルホルダー達成おめでとう!!本当に昔の(もういいって。)

次回に向けて:

今回の受験で試験に対する対策が間違っていない事が分かりました。次は短期決戦で臨みます!

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